ヘルパンギーナってどんな病気?
こんにちは!夏になると子どもたちは汗だくで元気に遊びまわりますよね。でも、この時期に増える“ちょっと厄介な病気”があります。それが「ヘルパンギーナ」。聞いたことはあるけど、どんな病気かよく知らない…という保護者の方も多いかと思います。

主にコクサッキーウイルス(特にA群)によって引き起こされる、夏に流行しやすい子どもの感染症です。特徴的なのは「高熱」と「喉の奥にできる小さな水疱(口内炎みたいなもの)」です。多くの場合、4~7日ほどで自然に治るのですが、まれに熱性けいれんなどを引き起こすこともあります。


ヘルパンギーナの主な症状
急な高熱(38〜40℃)
喉の痛み(特に飲み込むときに痛がる)
喉の奥や口の中に小さな水疱や赤い発疹
食欲低下、水分をあまりとりたがらない

これらの症状があったら、ヘルパンギーナの可能性があります。特に「喉が痛くて食べたくない」「飲みたくない」という子が多いので、水分補給にはひと工夫が必要です。


自宅でできるケアと水分補給のコツ
基本的には自然に治る病気です。ですが、おうちでのサポートが回復のカギ!以下のようなケアがオススメです。


1. 水分補給は「冷たくて口に優しいもの」を
  口の中が痛いので、熱い飲み物や炭酸はNG。
  おすすめは
  ・冷ました麦茶や白湯
  ・スポーツドリンク(子ども用に薄めて)
  ・ゼリー飲料(冷たくして)
  ・アイスキャンディー
  飲むより“舐める”“口に含む”くらいのペースでもOK。少しずつでも、水分を絶やさないのが大切です。 

2. 食事は無理しなくてOK
  無理に食べさせなくても大丈夫!
  どうしても食べるのが辛そうなときは、
  ・冷たいおかゆ
  ・柔らかく煮たうどん
  ・ヨーグルトや豆腐
  ・具なしのスープ など
  喉を通りやすいものを少しずつ。食欲が戻ってきたら徐々に普段の食事に戻しましょう。


登園・登校はいつから?熱が下がって、元気が戻っていれば登園・登校OK。ただし、口の中がまだ痛そうな場合は無理せずおうちでゆっくり休ませてあげてください。


院長コメント夏になるとよく見られる「ヘルパンギーナ」。名前はちょっと難しく聞こえますが、ほとんどの場合は心配いりません。とはいえ、高熱やぐったり感が強かったり、水分がどうしても取れない時は、我慢せず受診してくださいね!

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